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価格¥1,600
英文学から、ケアの視点を通した社会批評まで、幅広く活躍を続ける小川公代氏。小川氏が惹かれてきた作家・翻訳家の野上弥生子(1885〜1985年)は、家父長制の時代にあって、当時の伸びやかな女子教育の場で教養を身につけ、英語を学び、優れた創作をつづけながら、一方では、家庭のケアを担う者として活動の制約も甘受した女性であった。英会話学校を家業とする家に生まれ育ち、生きるための技術、教養の糧として英語に向き合ってきた小川氏が、自身を、野上弥生子の生涯や活動に投影し、そこから派生するフェミニズムやケア、エンパワメントをめぐる問題を、さまざまな文学、映画、漫画などの作者、作品を通して語る批評の書である。次々と著者の脳裏に浮かぶイメージが繰り出される刺激的な書。
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出版社からのコメント
英文学から、ケアの視点を通した社会批評まで、幅広く活躍を続ける小川公代氏。小川氏が惹かれてきた作家・翻訳家の野上弥生子(1885〜1985年)は、家父長制の時代にあって、当時の伸びやかな女子教育の場で教養を身につけ、英語を学び、優れた創作をつづけながら、一方では、家庭のケアを担う者として活動の制約も甘受した女性であった。英会話学校を家業とする家に生まれ育ち、生きるための技術、教養の糧として英語に向き合ってきた小川氏が、自身を、野上弥生子の生涯や活動に投影し、そこから派生するフェミニズムやケア、エンパワメントをめぐる問題を、さまざまな文学、映画、漫画などの作者、作品を通して語る批評の書である。次々と著者の脳裏に浮かぶイメージが繰り出される刺激的な書。